ペンブックス11 1冊まるごと佐藤可士和。[2000-2010] (Pen BOOKS)
- 作者: ペン編集部
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 2010/07/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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天気予報じゃ雨なんて言ってなかったはずなのに、
夜中から朝までまとまった雨が降る。降ったり止んだり。
PenBOOKS『1冊まるごと佐藤可士和。』を読む。
「広告批評」が存命だったら、そっからもっと部厚いのが出たかも。
自慢じゃないが「広告批評の別冊」○○○の全仕事は、
結構持っていて、参考書代わりに使わせてもらった。
佐藤可士和が単なるアートディレクターでないことがわかる。
しかし、核となるのは、タイポグラフィーなどのグラフィックデザインだ。
彼はこう述べている。
「グラフィックデザインは視覚伝達であり、
その究極はロゴマークなどのアイコンに行き着くという」
「「広告をやればやるほど、企業にとって重要なアイコンである
ロゴを作りたいと思った」。それは、最終的に記号を“制する”ほうが
コミュ二ケーション効率がいいからだという」
ロゴマークは社内はもちろん社外にとっての御旗であり、
コーポレートアイデンティティやミッションなどが託されている。
方法論やデザイン技法は多彩だが、根底となるものはブランディングだそうだ。
彼は気に入ったフォントがないとオリジナルのフォントデザインまで
創ってしまうそうだが、漢字の使い方が並行輸入というのか欧米人経由、
ほら漢字はカッコイイんでタトゥやTシャツに使ってる、
−時々意味不明や間違ったものがあるけど−そんなふうに見える。
悪口じゃなくて。