テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0
- 作者: Joseph Jaffe,織田浩一
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2006/07/22
- メディア: 単行本
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午前中、先週取材した原稿を送る。
レギュラーの仕事の下調べをしながら、
今月末締め切りのコピーコンテスト用の作品もちらと練る。
オープン参加でどの程度、通じるのか、他流試合をなるべく今年はしてみるつもり。
『テレビCM崩壊』の続き。常々、思っていたことを
見事に記述した一文に遭遇したので、引用。
「−略−ともかく消費者が興味を持ち、心をとらえて友人に知らせたいと思うものがあれば、
そこからバイラルが発生するのである。だから、何でも言うことを聞く奇妙な鶏だって
バイラルコンテンツに成りえるのである。面白くないものや、
売ろうとする魂胆が見えるものはバイラルにはならない。
どんなものを友達に送るか、消費者は吟味する。
その行為自身がその人のことを友達に語るからである。
友達の家に営業マンを送ったりしないのである」
だから企業が仕込んだ、やらせブログ、それこそ捏造ブログはすぐさま見破られ、
炎上するか、無視されるか。企業イメージだって下落するし。
となると、企業情報を消費者が飛びつくように巧みに書き換えるライターはお払い箱になるのか。
その代わり正直というのか確かな批評眼やエンターテイメント、ワザを持ったライターが
求められるようになるのだろう。
「デジタルなバイラル・マーケティング」ね。
「マスコミからクチコミへ」って、随分前から言われているけど、
ネット、オンラインになってそのパワーは飛躍的に向上した。