新書10冊分

コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則

コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則

  • 作者: フィリップ・コトラー,ヘルマワン・カルタジャヤ,イワン・セティアワン,恩藏直人,藤井清美
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2010/09/07
  • メディア: 単行本
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『コトラーのマーケティング3.0』を読了。
解説の一文を単純な図式にしてみた。
つまり、そういうこと。
コトラーってたぶんドラッカーの延長線上にあるが、
−とぼくは位置づけているが−
ドラッカーが長い文章であるのに対して、
コトラーはあえて文章自体を簡潔にまとめて、
章立てもきわめてわかりやすく展開している。
はじめて読む人も、楽しく読めるだろう。
ぼくも読みながら、この部分は、あの新書で読んだ。
この新書で読んだ。とかが、繰り返されたが、
このように総論、大枠で捉えられると、
マーケティング3.0の全貌が見えてくる。


改めてメーカーとコンシューマーという考え方は
旧いことを知らされた。
ブランドは、てっきり、メーカー、企業のものだと思っていたら、
それさえももはやユーザーのものであると。
たとえばマーケターが商品企画を考えるよりも、
価格コムのユーザーレポートにヒントがあるはずだと。
ツイッターとかも。
いいことしかいわない広告・販促は、刺さらないってことだね。
言葉足らずかな。広告・販促をチェックして、
ネットの商品レビューもチェックして、最後は自分で判断するってこと。


「事業はすべて「サービス業」である」

は、名言だなあ。
ホスピタリティーやユーザーフレンドリーが
製品から取説、社員からコールセンターまで行き届いている。


たぶん、この先、何度も読み返す本。
これ1冊で新書10冊分(あくまでも個人の感想です)の効能。
人によっては100冊分もありえる?


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