その昔、


原稿の追加と修正をする。
たぶん、これでいいだろう。

真鍋博プラネタリウム真鍋博著 星新一著を読む。
星新一ショートショートに描かれたイラストレーション集。
忘れていた。

その昔、広告会社にいた頃、
背中合わせのアートディレクターが
製鉄メーカーを担当していた。
確か、企業広告シリーズのイラストレーションが真鍋博だった。
熱烈なファンでもなかったが、カラー原画は見てみたいと思った。
頼んで見せてもらったら、モノクロの原画にトレペがかぶせられて
実に几帳面な色指定がしてあった。
てっきり、カラーインクやアクリル絵の具かと思っていたのに。
製版屋さん泣かせの色指定だったろう。

真鍋のイラストレーションだが、いま見るとなぜか、なう。
お絵かきソフトじゃなくて手がきなのに、
CGっぽい、テクノっぽい。
人がロボットに、ロボットが人に見える。
誰にも似ていない独特の世界。
時制や国などを超越している。
彼の描いていた未来イメージにようやく
時代が追いついてきたということなのか。

そう言えば、星新一ってはじめて読んだ。
十代の頃は、偏狭な日本純文学ファンだったもので。

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