ふたりの笑タイム

 

4月21日 午後、ポートフォリオを持って原宿方面へ。
滅びゆく恐竜の如き、広告出版業界の話もついでに。
ありがとうございました。まずは、ご用命をば。
小雨の中、渋谷まで迷路のような道を歩く。

4月22日 娘の誕生日。
21年前の今日も肌寒かった。
寒い産婦人科の病室で風邪をひき、
発熱を薬で抑えつつ、走り回った。
♪ 妻、お産。夫、悪寒。それはあかん。♪ 

小林信彦 萩本欽一 ふたりの笑タイム』を楽しく読んだ。
人は自分で自分の姿を見ることができない。
鏡に投影して姿・形を見る。
あるいはカメラやビデオカメラを通して。
これが、私。と、違和感を覚えることもある。

自分の性格、キャラクターは
会社や学校、友人との立ち位置、他者からの投影や
関連性で知る。
この本は、改めて萩本欽一が自身を知るために、
笑い、喜劇人の泰斗である小林信彦
根掘り葉掘りしたもの。
泰斗なんて気取って言ったけど、
笑いの元祖おタクぶりをいかんなく発揮している。


コント55号の「帽子屋」が映像であった。
これをTVで見たときは、びっくらした。
テンポの速さ、無理難題つーか不条理つーかモンスター客、

クレーマーを演じる欽ちゃんと
被害者となる店員役の二郎さん。
注文にたえられず、しまいには逆ギレするあたりが最高。

今は話芸、トークの面白さが評価の基準となっているようだが、
いつぞやのTBSラジオ「東京ポッド許可局」でマキタスポーツが、いみじくも
それだけなら芸人ではあく、コント作家だと。
体芸、喜劇人、コメディアンは本来、身体性も伴わないとつまらない。
萩本欽一いかりや長介が、ひょっとしたら、
いっしょに番組をつくっていたかもしれない話はゾクリとした。
ブルツッコミ。見たかったなあ。

人気ブログランキング