夜歩く

夜歩く (角川文庫)

夜歩く (角川文庫)

『夜歩く』横溝正史著を読む。
ひょっとして初読かも。
八つ墓村』など代表作は、角川映画
少年マガジンに連載されていた影丸醸也の漫画などで知ってはいるが。
きっかけは、殊能将之
新作ももう読めないから、彼の最も好きな作家に触手が伸びた。
好きな理由がわかった。
おどろおどろしい話なのに、金田一耕助などのキャラをはじめ、
ユーモアというのか、なんか行間がコージーにゆるいのだ。
血縁、地縁、本家・分家、没落地主と小作人から新興企業主への成り上がり、
そのへんの軋轢が、私怨やルサンチマンを解放して凶行に駆り立てる。
幸い、横溝作品はたくさんある。
ちょっとづつ読んでいこうっと。


猫が抜け毛の季節。
ブラッシングすると歓喜の声。
毛すきブラシを見せると寄ってくるようになった。


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