ノンちゃん蜘蛛に乗る

女の子を殺さないために 解読「濃縮還元100パーセントの恋愛小説」

女の子を殺さないために 解読「濃縮還元100パーセントの恋愛小説」

昨日、芋焼酎甲類乙類混和のお湯割りを飲みつつ、
エントリーの更新をしようとしたら、
メモ帳に書いたのを消してしまった。
長いこと、書いているが、これははじめて。
止めにする。


追加原稿が、なかなか上がらないからか
スケジュールが送られてくる。
締め切り、近っ!
お願いして1週間延ばしてもらう。


『女の子を殺さないために』川田宇一郎著を読む。
なぜ「恋愛小説では女子を大量に殺すのか」その「解読」なのだが、
読んでいて面白かった、かなり。
重箱の隅を突くようなサブカル批評じゃなくて、
きちんと自分の頭で考えられていて、チャーミング。
たとえば
○日比谷高校同級生の庄司薫古井由吉は、ポジとネガの関係とか。
庄司薫、再読してみよう。
○ラブコメ、ラノベ→村上春樹庄司薫柴田翔サリンジャーの『ライ麦畑』もか)から
なんと川端康成に溯上できるとか。
○男の子は上昇志向、女の子は下降志向。
○ホラー映画でもそうだが、やはり女の子が殺されたほうが、死んだほうが
絵になるし。ま、美少年でもいいんだけど。
○オッサンインテリ批評家が、村上春樹をけなすのは、
文学的というよりも端的に売れること、世界標準であることへの嫉妬、
男のやきもちだと思うのだが。
後日、感想メモにて。
で、『坂の上の雲』が成りあがり、立春出世のモデルケースとして
取り上げられているんだけど。
「坂の上の蜘蛛」と変換するとおかしいことを発見せり。
「ノンちゃん蜘蛛に乗る」「浮蜘蛛」「蜘蛛は生きている」
「小泉八蜘蛛」「ちぎれ蜘蛛」「乱れ蜘蛛」「飛行機蜘蛛」
「蜘蛛のじゅうたん」(楳図かずおだ)
止まらない…


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