走るために生まれた

BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”

BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”

『BORN TO RUN 走るために生まれた』クリストファー・マクドゥーガル著を読んだ。
ラジオで水道橋博士が絶賛していると小耳にはさんだのが、きっかけ。
ランニング、ジョギングブームはますます盛んになっている。
より自分の足にフィットしたシューズを求めたり、
よりタイムアップできるジョギングメソッドの指南書を求めたり。
素足感覚の究極のジョギングシューズを大枚はたいてゲットしても
「走ると足が痛む」その悩みは解消しない。


作者は、メキシコの少数民族タラウマラ族を知る。
サンダルやボロ靴、弘法筆を選ばず、ならぬ韋駄天、シューズを選ばず。
つまりは、素足感覚じゃなくて、素足で走ればいいことに気がつく。
足裏感覚じゃなくて足裏のアーチを鍛えればいいと。


ほら、シャンプーは髪に悪いから石鹸で洗おう。
いいや、お湯で流すだけでいい。とか、そんな感じ。
靴にこだわるじゃなくて、足にこだわる。
「裸足の王者」アベベは、この本を読むと、
先端というか本質をついていたのだ。
世界陸上でアスリートがみな裸足で走るシーンを想像したら、
なんか楽しい。ナイキやプーマとかは困るだろうが。


最新のスポーツ理論とテクノロジーで生まれたもので装備すれば、
楽に早く走れると思いがちな現代人に、
タラウマラ族の「自然なスタイル」は、新しい。
丸腰になれるかどうか、だ。


マキシコで作者がタラウマラ族と走るシーンは、
導師と弟子のような、そんなスピリチュアル的雰囲気。
『ドン・ファンの教え』 や『燃えよカンフー』のような。
武道に倣えば、走道とか。


参考までに。
タラウマラ族の画像・写真【メキシコの少数民族・走る民族】 - NAVER まとめ


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