風が吹けば

長い原稿がOKをもらってひとまず完了。
ほっとする。
思いもかけず濫読して、
乱雑にインプットされていたものが役に立った。


『問題発見プロフェッショナル 「構想力と分析力」』
齋藤嘉則著を読む。
内容はもちろん作図が実に良くできている。
浅漬けビジネス書だとデザイナーが
内容をさほど理解せず、
適当にチャートやフロー図をつくったりするが、そうじゃない。


で、食いついたのがメインじゃないところ。
「風が吹けば桶屋が儲かる」って聞いたことがある人は多いだろう。
でも、そこにたどり着くまでの流れって知ってる?
ぼくはうろ覚えだったんで
参考までに「「風が吹けば桶屋が儲かる」のロジック」を引用してみる。
話としては面白いが、ロジックとしては「因果関係がない」「屁理屈」だと
作者は評している。

「原因 
 
              発生確率(仮定)         

    風が吹く      
     ↓           50%
    砂が舞う
     ↓           1%
    目に砂が入る
     ↓           0.1%
    失明し盲人になる
     ↓           5%
    盲人が三味線を弾く
     ↓           100%
    三味線の需要が増加
     ↓           100%
    三味線用のネコの皮が必要
     ↓           100%
    ネコが減る
     ↓           10%
    ネズミが増える
     ↓           50%
    桶がかじられる
     ↓           100%   
 結果   桶屋が儲かる

     発生確率は1億分の1               」

                   


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