オヨヨ

録画しといた山中貞雄の『丹下左膳余話 百萬両の壺』と『河内山宗俊』を見る。
何せいま見ることができるのが、『人情紙風船』を合わせて三作品のみだそうだから。
田舎の映画コレクターあたりが、残りの作品を
こっそり持っている可能性も無きにしもあらずだが。
まさかと思ったが、YouTubeに『丹下左膳余話 百萬両の壺』の一部映像がアップされていた。
大河内伝次郎演ずる左膳とポップかつテンポのいい山中のコメディ感覚を知るにはぴったりだ。
黒澤明の『姿三四郎』では柔道の師範を演じている大河内だが、
活舌の悪さか、カン高い声、「オヨヨ、オヨヨ〜」と聞こえる。
ああ、これか。ほんとに声帯模写にそっくりだ。逆なんだけど。
あ、映画はどちらも素晴らしく、山中の新しさ、モダンさを再認識した。


昭和10年製作「丹下左膳」大河内傳次郎


民主党事業仕分け。必殺仕分け人による公開ムダ予算カット。
立派なことだと思うし、自民党政権じゃできなかったことだとは思う。
小さなことからカット、カット。
(声をひそめて)でも、なんか違和感を感じてしまう。オヨヨ。


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