分け前は

もくもくと仕事。だんだん、馴化していく。
で、完了したらきれいさっぱり、忘れて、別の仕事へ。


池田信夫blogのタクシー「過当競争」の嘘
というエントリーがまたまた賛否両論のコメントがついて、盛り上がっている。
相変わらず、ドライな物言いだけど。
規制緩和をしたら、新規参入の会社と転職組のタクシードライバーが増え、
供給過剰になってしまった。
「過当競争」の結果、業界も(新規じゃない)タクシードライバーも
大変になったので、規制緩和をやめようと。
なんだかひと昔前のハンバーガー値下げ競争にも思えるが。

要するに規制緩和で困るのは、競争の激化するタクシー会社と、
労働強化される労働組合だけなのだ。彼らが既得権を守るために
「弱者」をダシにして競争の制限を求めるのは、古いレトリックだ。
もっとも弱い立場に置かれているのは失業者であり、
新規参入による雇用創造こそ究極の福祉政策なのである。

と書かれているが、ワークシェアリングって、こういうことだよね。
痛みを伴うもので、そりゃ、おいしい饅頭は赤の他人には分けたくない。
でも、薄く広く譲ってあげなきゃ。
「弱者」でございって訴えるヤツは弱者じゃないだろ。

いま表向きは、天下りとかの既得権益がなくなろとしている。
その先がまったく見えないというのか、なぜか寒々しさを覚える。


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