漫画ノート、ドーナツ

漫画ノート

漫画ノート

連絡が来ないのをいいことに、
『漫画ノート』いしかわじゅん著を読み耽る。シャーワセ。
『漫画の時間』の待望の続編。ともかく漫画読みである。
『りぼん』から『漫画ゴラク』まで読んでいる人は稀有だろう。
実作者である。評論家ではない立場からの批評の鋭さは
−ゆえに敵も多いが、−『BS漫画夜話』でおなじみ。
その根底には漫画を愛してやまない、
ジャイアンツ愛ならぬ漫画ラブが溢れており、
新人からベテランまで、批判はするが、結局は、救っている。
語弊があるけど、それだから読後感が楽しい。
大著を一気に読んだのでめまいがしてしまった。


ギャグストーリー漫画は手塚治虫から赤塚不二夫に受け継がれ、
以降百花繚乱となったが、いしいひさいちが、
それまで化石のように思われていた4コマ漫画、
4コマですべてが表現できると革新、刷新。
で、ギャグストーリー漫画は衰退をたどり現在に至ると。
だからといってどの4コマ漫画の優れているわけではないと。
このくだりは、長い話はおろか15分程度のネタも我慢できず、
エンタの神様』のような一発ギャグが笑いを取るというのにも
似ている。


ギャグストーリー漫画では、しりあがり寿を評価している。
なるほど。


以前、reviewjapanで、よくメッセージのやりとりをしていた人と、
『BS漫画夜話』の雰囲気でなぜ『週刊ブックレビュー』ができないのか。
という話をしたことがあった。


妻がクリスピー・クリーム・ドーナツを土産に帰宅。
有楽町でも行列したそうだ。
一個食べたが、美味。シャーワセ。
甘さでいえば、シナボンの方が、べらぼうに甘かった。


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