くり返し聴く

 

石ノ森章太郎のマンガ家入門 (秋田文庫)

石ノ森章太郎のマンガ家入門 (秋田文庫)

 

『アイデア星野源 をくり返し聴く。
朝の連ドラのテーマ曲。
一番はまあこれまでの焼き直し感が強いが、
全部聞くと3部構成になっている。
強引とも思えるつなぎ。
ポップスで実験作を試みている。
でも、売れる。

『マンガ家入門』石ノ森章太郎著を読んだ。
入門書好きだが、まだ読んだことがなかった。
24時間テレビの石ノ森のドラマはちょっとしか見なかったけど。
この本、マンガ入門とマンガ家になって食べていくための入門と
1冊で2度おいしい構成。
キャラの立て方やストーリーなどをメモした創作ノートや
ネームなどを惜しげもなく公開している。
これはありがたい。
だからといって石ノ森メソッドで誰もが漫画が描けるわけじゃないし。
人気ラーメン店ならスープのレシピは企業秘密なのだが。
ご存じトキワ荘の話もたっぷりと。

ぼくはさほど熱心なファンではなかった。
友人が好きだった『サイボーグ009』の発想が
野球のナインからきたものとは。
ぼくはお色気路線の『009ノ1』が好きだったけど。
当時は前衛的な漫画と言われた『COM』で連載された『ジュン』。

SFからホラー、推理もの、時代劇からギャグ漫画。
少年漫画、少女漫画、青年漫画
晩年のベストセラー『日本経済入門』まで
その引き出しの多さには感服する。
漫画に描けないものはない。
作者は「漫画は総合芸術である」と自負している。
いまでも古びていないコンテンツやキャラたち。
これからも生き続けることだろう。

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