紙を吐く

午前10時前に帰宅すると、FAX機が大量に紙を吐いていた。
ぼくだったら相当量呑んだか、チャンポンでいったか。ってとこ。
最近は資料やレイアウトなどはpdfやオンラインストレージなんで、
珍しいなと思って紙を見たら、
動き出した原稿書きの仕事だった。
実は昨日、超急ぎのリクルート向け取材・執筆の打診があって、
そのときは、まだ動いておらず、
懐具合も心許ないし、一瞬、揺れたが、やはり、断った。
結果、良かった(と、思いたい)。


『掏摸 スリ』中村文則著。瞬く間に読む。
他の作品も読んでみたい。
巻末の参考文献にロベール・ブレッソンの『スリ』を挙げている。
確かに似ている。モノクローム、モノローグ。
純文学なんだけど、適度に俗っぽくて、適度に下世話で、
その頃合がいい塩梅。
まとまれば、読書メモで。


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