どうも違う

小倉昌男 経営学

小倉昌男 経営学


連休といっても朝の仕事はあるし、
温度差が激しくてズボンになったり、半ズボンになったり、
パジャマも同様で、めまぐるしい。
鼻がツンツンするのは、風邪の前兆なんだけど、
どうも違う。アレルギーだろうか。


宿題は無いというより持ち越し。
たまっていた本を読んで、焼酎を飲んで悦に入る。
ラフに短く感想を。


小倉昌男 経営学』小倉昌男著。
ご存知クロネコヤマトの宅急便をはじめた人。
ドラッカーの本が理論なら、こちらは実践本。
それまでのトラック運転手をセールスドライバーに。
運送業・配送業からサービス業+運送業・配送業という新業態を
創り出した。
「顧客創造」だの「ブルーオーシャン戦略」だの、
コア・コンピタンス」だのが実によくわかる。


芥川賞はなぜ村上春樹に与えられなかったのか』市川真人著。
表題に釣られて読んだが、明治以降輸入され、加工貿易スタイルで
ヴァージョンアップ(吟味せず使用)した日本の小説の来歴・成り立ちを
省みる労作。
その昔、日本語ロック論争があったけど、大昔は日本語小説論争だった(?)。
近代とプレ近代、都市と地方、嫌米と親米(吟味せず使用)。
「新聞小説」が日本の近代化に啓蒙、貢献したとは。
文藝春秋のプロモーション、イベントに過ぎなかった芥川賞
あたかも朝日新聞や毎日新聞主催の甲子園の高校野球が
クローズアップされたのと似ている。
芥川賞の審査員や審査をめぐる話を読んでいると、
筒井康隆の『大いなる助走』を思い出した。


『掏摸 スリ』中村文則著を読んでいる。ワクワク。初めて読む作家。


あとは、はてブニュースで見つけたこのコラムが、ピカイチ。
このような視点は、大新聞ではお目にかからなかった。
北原みのり 村木厚子さんと東電OL


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