- 作者: 竹内洋
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/11
- メディア: 新書
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陽射しが長くなってきた。
日陰に入ると、かなりひんやりとする。
でも、なんか暑いんで1階のエアコンを除湿にしたら、
うんともすんともいわない。
臨終か。2階のエアコンは昨夏死んで、その翌年。
もう数回交換した室外機の基盤は、生産完了ないそうだから、買わないと。
ただでさえ熱いんだから、もう暑くなるな。
『丸山真男の時代』竹内洋著を合間に読む。
東大教授という知のヒエラルキーの頂点に立つ巨人(または知の総合商社)・丸山真男。
それに噛みつく吉本隆明らの世代間抗争と書くと、プロレスかヤクザみたいだが。
拠り所があったからこそ、いろいろ噛みつけたりもできたが、いまはどうなのだろう。
ちょっとおもしろいところがあったので引用。
「安保改定反対運動のもりあがり」について述べているとこ。
映画版『あいつと私』の中の石原裕次郎のセリフ
「新安保の議会での通し方は癪に触るからな」を引いて
「安保反対運動が大きなもりあがりをみせたのは、安保改定によって
日本が関係のない戦争にまきこまれるなどの内容というよりも、
岸首相のなりふりかまわない強権手法への反撥だった。
安保改定反対は条件を読んでの内容に対する論理的反撥よりも、
やりくちへの反撥(感情)共同体をつくってしまったのである」
岸首相の孫も、「なりふりかまわない」強行採決で
「内容に対する論理的反撥よりも、やりくちへの反撥(感情)共同体を
つくってしまったのである」
隔世遺伝ってやつ?