2023-02-12から1日間の記事一覧

戦前に書かれた探偵小説短篇集、いま読んでも存分に面白い

『偽悪病患者』大下宇陀児著を読む。 作者は江戸川乱歩らと肩を並べる「日本探偵小説黎明期」の「巨匠」の一人だそうだ。その短篇集。手替え品替え、人間のあさましさ、いやらしさを抉った小説巧者ぶりとモダンさを感じる。何篇かのあらすじと感想らしきもの…