ネパール料理店へ

昨日、妻に先導され、近所にできたネパール料理店へ行く。
こっち方面は保育園の送り迎えで朝夕自転車で通っていた。
途中、寿司店が閉まって改装中。
その先も改装中。以前はコンビニだった。
なんとなく暗い雰囲気のローソンで
クラローと呼んでいた。
ネパール料理店、ここはラーメン店だった。
居抜きで違うラーメン店。
何度か入ったことがある。
黄色く色づいたイチョウの木が
時おり吹く強い風で揺れる。

初回はダルバードを注文する。
ダルバードとは、引用。

 

「名物は渋谷店同様、ネパールのソウルフードともいえる

『ダルバード』。プレートにバート(ご飯)とダル(スープ)、惣菜(タルカリ)が盛られたいわばネパール版の“定食”です。ご飯にスープと惣菜をかけ、少しずつ混ぜながら味わえば、ほんのりと広がるスパイスに、
野菜の旨みとコクが加わり、奥深くマイルドな味わいに。
メニューには約40種の豊富な一品料理もラインアップ。
飾らないネパールの郷土の味覚を味わえます」

上記の説明通りに食べる。
見た目はカレーに似ているが、スパイシーでも辛くはない。
唐辛子ペーストをちょい足しで食べたが、それも美味。

子ども連れが目についたのは、辛くないからか。
麺類がおいしそうだった。

 

関係ないがサムラート
ホーレンソウとチーズのカレーが
食べたくなる。

 

ネパール料理 ネパリコ 駒沢店


夜は寒いのでキムチ鍋。
残ったのに卵とうどんをぶちこんで
チゲうどんもどきの昼食。
おいしゅうございました。

 

人気ブログランキング 

 

 

 

ザンネーン

鳥の巣 (DALKEY ARCHIVE)

鳥の巣 (DALKEY ARCHIVE)


クリスマスケーキを予約しに行ったら
ほしいのは予約終了。遅かりし、由良之助。
やむなくブッシュドノエルの小を予約。
次は元日夜用の寿司の予約。
チラシ持参で行ったら、
愛想のないおばさんが元日は休みだと言う。
そういうのはチラシやWebに明記しておくべきだろう。
クレーマーだったら大変なことになるなり。
TSUTAYAに寄って手帳と資料用の新書を買って
とぼとぼ帰宅。

『鳥の巣』シャーリイ・ジャクソン著を読む。
多重人格がテーマ。
記憶喪失と多重人格は結構人気だったが、
いまは手あかがついた感じ。
冒頭の主人公が勤務する博物館の歪みのシーンに
つかまれる。歪んでいるのは、博物館の空間の歪みなのか、
彼女の心理なのか。

彼女の内部には4人の女性たちがいる。
それぞれがキャラクターが異なり、
めまぐるしくあらわれては
オレがオレが、女性だから私が、私がと、
本人のアイデンティティを脅かす。
人間の心の脆さ、危うさを描くあたりは、
いまでいうところのイヤミスの第一人者ルース・レンデルにも
つながる。アラン・ドロンが主役の『太陽がいっぱい』などの原作者。
ぼくは、モーリス・ネロ押しなのだが。

登場人物は博物館勤務の主人公と遺産を管理する叔母と
主治医のみ。
それこそ演劇化して世田谷パブリックシアターあたりで
かければ、かなりの面白い芝居になるのではないだろうか。
演技力が要求されるけど。
といっても落語家や声優は一人でいろんな役をこなすから
そうでもないか。

珍しくラストに救いがあって後味が良い。

人気ブログランキング

バイクと仮想通貨


アンダーグラウンド・マーケット』藤井太洋著を読む。
作者を知ったのは『現代思想 2017年2月号
ビットコインブロックチェーンの思想』に掲載されていたエッセイ。
舞台は「2018年の東京」。いわゆる近未来SFなのだが、
仮想通貨をテーマにしているのが斬新。
いま投機で騒がれているビットコインなど、
仮想通貨が実際に身近な暮らしでどう浸透しているかの
シミュレーション小説。

「2018年の東京」は、インバウンドどころか移民が進み、
多国籍、無国籍化。
ローカライズな仮想通貨が流通している。
主人公たちはフリーのITクリエイター。
ひょんなことから事件に巻き込まれる。
カオスシティ東京をバイクで移動する。
そのスピード感がカッコいい。
バイクっつってもオートバイじゃなくて自転車のほう。

「中華系移民の暮らすハニカム・ネスト」。
カプセルホテルの巨大なものか。
このような近未来ネタもなかなかのもの。
ストーリーはテンポ良くてエンタメ系としても楽しめ、
仮想通貨のおベンキョウもできてしまう。

で、『現代思想』のエッセイでは、作者は
「認証基盤としてのブロックチェーン」に期待している。
一例で「出版契約」をあげている。

「契約の内容を暗号化して、作家たちと出版社が作る
ブロックチェーンに載せれば、改竄と消失の危険はなくなる。
紙の契約書原本が要らなくなり、担当者が異動になっても、
出版社が倒産しても契約の条件は残り、申請の契約だと証明
してくれるのだ」

 

 

一元管理というとどうしても企業側、会社側のものと
色眼鏡で見がちだが、ブロックチェーンの発展しだいでは
ぼくたちの一元管理が実現するということになる。

人気ブログランキング

 

おそれとおののき

丘の屋敷 (創元推理文庫 F シ 5-1)

丘の屋敷 (創元推理文庫 F シ 5-1)


先延ばしにしていた
Windows 10 Fall Creators Updateとやらをする。
寝ている間にすりゃいいものを
朝、したものだから、イライラ。

『丘の屋敷』シャーリイ・ジャクソン著を読む。
出るという噂で借り手がついても
すぐに空家になる館を探る博士と助手的立場の3人。
「幽霊屋敷」ものの代表作だそうで、
読みだしてすぐその世界に引き込まれる。
「恐怖小説」の様式美がきっちりと織り込まれている。
主役の屋敷のいまだ生きているような描写が恐ろしい。
古い洋館に入ると素敵だと思いつつ、
どこかしらうす気味悪さを感じる。

凝りに凝ってつくられた「丘の屋敷」。
周囲には他の家も人もいなくて
あたかも陸の孤島の感。
ページが進むにつれ怖さが増していく。
ランセット、交霊術というかコックリさんみたいなものか。
それで知らされるもの。

助手的立場の一人の女性が、この屋敷に魅せられる。
現実の世界では居場所がない彼女には、
屋敷を終の棲家にしたいと願うが
聞き入れられない。
ホラーは文字よりも映像が圧倒的に強いと思っていたが、
この作品は文字で読む人の想像力を強烈に刺激する。

ロバート・ワイズ監督により映画化された。
のちヤン・デ・ボン監督が再映画化。
「邦題が『たたり』」。
ロバート・ワイズ版の予告編がいいので紹介。

人気ブログランキング

切る


伸び放題の庭木を切る。
南天、クチナシ、シュロ。
枝葉を袋に詰めていると
塀の上にホルスタイン柄の猫。
隣の外猫のエサでも狙いに来たか。
こちらの姿を確認すると
何食わぬ顔をして反対方向へ。

読んだ本。


AIは「心」を持てるのか

AIは「心」を持てるのか

『AIは「心」を持てるのか』ジョージ・ザルカダキス著。
AIが誕生するまでの哲学、文学、数学、物理学などで
功績のあった人を広く浅く取り上げている。
ツリー図のように相関関係がわかるので最初に読むのには好適。

 

決定版 FinTech

決定版 FinTech

『決定版フィンテック 金融革命の全貌』加藤洋輝・桜井駿著。
加藤洋輝・桜井駿著。
たとえばスマホで自分の口座から現金を仮想通貨にすれば、
銀行やコンビニのATMへ行かなくても支払いなどに使える。
ほんまもんのオサイフケータイ。便利じゃん。
たとえば住宅ローンを銀行に申し込んでNGでも、
新たな金融サービスの会社がビッグデータとAIを活用して
十分に与信能力があると判断されOKとなることもある。
便利じゃん。
てなことが、わかる。
「決定版」というのは、「金字塔」みたいな常套句で。

現代思想 2017年2月号 特集=ビットコインとブロックチェーンの思想 ―中心なき社会のゆくえ―

現代思想 2017年2月号 特集=ビットコインとブロックチェーンの思想 ―中心なき社会のゆくえ―

 

現代思想 2017年2月号
ビットコインブロックチェーンの思想』。

紹介した2冊がわかりやすいので、わかりにくいものを。
小難しくてうれしい読後感。
気になるところを引用。


「仮想通貨については、今後三つのシナリオがあります。
まず一つにはビットコインのような仮想通貨、二つ目には、
メガバンクなどの銀行が発行する仮想通貨、三つ目に中央銀行
発行する仮想通貨が、それぞれ流通する世界になるというシナリオです」

 「ビットコインのような仮想通貨は、管理者がいない分散型の社会を
可能にします。この意味で、リバタリアン的な考えにマッチしています。
後の二つはまったく逆で、特に三つ目の中央銀行が発行する仮想通貨が
現実のものになると、一言で言えば「ビッグ・ブラザー」の社会になる
危険があります。全国民が非常に細かく行動を監視される社会になると
いうことです」

(『仮想通貨革命の将来に向けて』野口悠紀雄著より)



人気ブログランキング

奇妙礼賛-2

 

富岡八幡宮の事件、おどろおどろしくて
テレビドラマ『トリック』のよう。
かつて近くの会社に打ち合わせなどで通っていた。
コピーで「顧客」という言葉を選んだら
「お客様」だと担当者から叱られたことなどを思い出す。

『街角の書店』フレドリック・ブラウン、シャーリイ・ジャクソン他著
中村融編を読む。続き。

『お告げ』シャーリイ・ジャクスン
怖い話じゃなくてヒューマンコメディチックな話。
ホラーとほらは、同床異夢というが、
2本のストーリーを絡めるテクニックが絶妙。

『お隣の男の子』チャド・オリヴァー
子どもは時として信じられないことを話す。
そう思っていたらアンビリーヴァボウが本当だった。

『大瀑布』ハリー・ハリスン
とてつもない大きな滝。そこに住んでいる男と出会う。
気になるのは滝の上の世界。
だっていろんなものが落下してくるから。
作者は元々イラストレーターだそうで、
どおりで視覚的、シュールなのか。
志村けんなら「後!後!」だが、この場合は「上!上!」

『街角の書店』ネルスン・ボンド
もし作家の知られざる作品が並んでいる書店があったら。
新作に苦しんでいる作家が迷い込んだうらぶれた書店。
中に入ると外見と違い広大な店内。
そこで作家が執筆中の作品を見つける。

 

人気ブログランキング

奇妙礼賛-1

AI、フィンテック社会心理学関連本は仕事用に。
怪談、ホラー、ミステリー、SF本は私事用に。
なかなか良いバランス。

自転車で公園を抜ける。
ジョギングスタイルが決まっている女性。
よく見ると意外と妙齢だったりして。
はるか昔、スキー場で
ワンレン&ゴージャスなスキーウエアで決めていた女性が
サングラスを外したときの印象を思い出す。


『街角の書店』フレドリック・ブラウン、シャーリイ・ジャクソン他著
中村融編を読む。
裏表紙から引用。

江戸川乱歩の造語でもある<奇妙な味>は、ミステリにも
SFにも怪奇小説にも分類不能の、異様な読後感を残す小説を指す」

 

 

「<奇妙な味>」、これか。この味を知ってしまったから、
この手の本を読む漁っているのかと。
以前は「センス・オブ・ワンダー」とか使っていたが、
「<奇妙な味>」が、しっくりくる。

 

もう少しで読了になるが、途中までの短い感想をば。
『肥満翼賛クラブ』ジョン・アンソニー・ウェスト
アンチダイエット、アンチライザップ派なら泣いて喜ぶ。

ディケンズを愛した男』イーブリン・ウォー
ウォーは、イギリス・ノスタルジック物語路線とブラックコメディ路線があるが、
これはもちろん後者。アマゾン源流の地に漂白した不幸な英国人の話。
帰るに帰れない。帰さない。


『おもちゃ』ハーヴィー・ジェイコブズ
短い話なのだが、アイデアにやられた。

『姉の夫』ロナルド・ダンカン
戦時中、休暇を取るためコンパートメントで
同席になった二人の将校。
若い方が姉と暮らしており、意気投合した二人は
若者の家に立ち寄ることになる。
途中、どことなく『突然炎のごとく』状態となる。
古典的なオチがうすうす気づいたとしても拍手喝采。

人気ブログランキング