希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体」幻想 (光文社新書)
- 作者: 古市憲寿,本田由紀
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2010/08/17
- メディア: 新書
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お盆休み前、締切が重なるなんていつ以来だろう。
見る気はないのに、オリンピック中継を見てしまう。
『希望難民ご一行様』古市憲寿著を読む。
瑣末なことかもしれないが、
「ピースボートの仕組み」は知らなかった。
「ボラスタ(ボランティアスタッフ)にはポスター貼りと
内勤の二種類がある」
「ポスター貼りは街でポスターを3枚貼るごとに、
乗船賃1000円分が割り引かれる」
「内勤は時給800円換算で、ピースボートセンターで
ポスターにテープを貼る、葉書を付けるなどの仕事をする」
だからか。街中や蕎麦屋内などでピースボートのポスターを
よく見かけるのは。
自衛隊勧誘ポスターとどちらが掲出枚数が多いんだろう。
義姉がピースボートで世界一周したことを以前書いたことがある。
http://d.hatena.ne.jp/soneakira/20070210
サヨク的色合いは、かなり薄くなったようで
このあたりは、週末の反原発デモにも似ているかも。
ユーモアあふれる文章だが、時折、響くところが。
「「やればできる」と自己啓発本は僕たちのモチベーションを
高めてくれる。しかし、この足場の不安定な社会で、足場のない場所に立つ
若者たちは何を頑張り続ければいいのだろう?」