- 作者: イアン・エアーズ,山形浩生
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/11/29
- メディア: 単行本
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猫と留守番。分散していた要望や注文が集中してくるのは閉口気味。
育児ノイローゼになる母親のよう。とは、オーバー。
料理、洗濯、んで、連日、近所まで買い物や探し物に出かける。
にしても天気がぱっとしない。
『その数学が戦略を決める』イアン・エース著を読了。
政治、医療、ワインから映画のヒットまで予測や見立てなどには、
「大量データ解析―絶対計算が使われている」。
「絶対計算」とは何ぞやにはじまり、数々の具体的事例を挙げながら、
「専門家」よりもいかに「絶対計算」が優秀かを立証している。
そして世の流れとして「絶対計算へ傾斜している」ことも。
それはなぜか。
「人間は大量の条件にうまく重みづけができない。感情や先入観に左右されがち」
「絶対計算結果を人間が裁量で撤回すると失敗することが多い」
訳者の山形浩生の解説によると、なのに、日本では「専門家の抵抗が顕著」だそうな。
はは、既得権益を損なうからか。データじゃなくてプロの私のいうことを信じなさい。ってことか。
医者とか裁判官とか。