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ぼくの伯爵夫人

新潮 2016年 04 月号 [雑誌]

新潮 2016年 04 月号 [雑誌]

『新潮』2016年4月号、『伯爵夫人』蓮実重彦著を読む。
第二次世界大戦前の東京を舞台にした
格調高きポルノグラフィティ
タイトルに『○○夫人』と付くと、なんだか淫靡。
エマニエル夫人、お蝶夫人デヴィ夫人キュリー夫人…。
文体がどことなく『ファニー・ヒル』のようだし、
金子國義の表紙絵や挿絵が素晴らしかった
発刊時の富士見ロマン文庫の一冊のようだし。
バタイユの『眼球譚』もあったが、
その文体を思い出した。

いつぞや宮様を騙った詐欺事件があったが、
この伯爵夫人とて怪しい。
「もちろんあだ名に決まってます」(by「カルメン77」)かも。
ま、ゲスの勘ぐりは止めにして。

『伯爵夫人』は、性に奔放。受け身じゃなくて攻め身。
レンタルDVDショップでのれんをくぐると、
熟女・痴女コーナーにあるような。
でも、違うなあ。

澁澤龍彦言うところの「書斎のエロティシズム」。
文字での妄想。濃密で絢爛。

栗の花の 臭い 匂い いずれにしても 疼く 伯爵夫人

 

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