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文体練習

 

ずうっと前から読もう、読もうと思っていた本は、幾数多。
その一冊、『文体練習』レーモン・クノー著を読む。
「一つの話を99通り」に書き分けた話というのは
知っているが、実際に読んでみると、おもしろくて、すごい。
おもすごい!!
筒井康隆風だったり、ミニマル小説の先駆けだったり。
SFテイストもあるし。
解説を読むと、芝居化されたそうだ。
わかるなあ。まんま、コントになるもんな。
ピタゴラスイッチ』の佐藤雅彦の世界にも通じるかも。
誰かこういう試みをしてくれないか。

いっちゃんわかりやすいのは、
タモリのなりすまし芸の小説版ってこと。
新訳で、原文のニュアンスを踏まえての
訳のうまさも光っている。
1から99までノンブルがふってあるが、
ぼくが気に入ったのは、「71.鼻風邪OL」。
バナナマンの日村の持ちネタである
子ども時代の貴花田みたい。
「あどね~ぼくね~」って。
電車で読んでて吹き出した。

解説も充実。
この本のキーワードは「コノテーション」だそうだ。
こちらを参照。
ロラン・バルトの記号論と意味作用

コジェーブに、ヘーゲルバタイユと共に学んでいたとは。
そうだ、版元はamazonノーだったんだ。
書影がないわけだ。ショエー

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