動き出す

代替医療のトリック

代替医療のトリック


新しい仕事が動き出す。
ま、本業だし、知り合いからの依頼なので、
余計なことは考えずに、ニーズに合った、
姿勢としてはそれ以上のものを提出することだ。
しかもスピードも求められる。
手持ちの資料を集めたり、
図書館で雑誌のバックナンバーを集めたり、
コピーを取ったり。んで書き出す。


代替医療のトリック』サイモン・シン&エツァート・エルンスト著を読む。
鍼もホメオパシーもカイロプラクティックも、
女性の大好きなハーブ療法も、みんな「プラセボ」だと。
みんなまとめてほんとかどうか、突き詰めようという内容の本。

「プラセボという言葉が、医療上の特殊な意味、すなわち、
「偽の治療や、効果のない治療であっても、気休めになる場合がある」という
意味になったのは、ようやく1832年のことである」

そうだ。
アフリカあたりの現地の子どもが、病気になって、
歯みがきをなめさせたら快癒しただの、ネタは尽きないが。
「気休めになる」なら、いいじゃんと思うが、
民間療法の副作用がおそろしいと。
でもプラセボから科学的な裏づけが取れて
オーバーグラウンドしたものだってあるわけだし。
ある部族が服用していた薬草を、効能・効果が立証され、
やがて化学的に量産されるようになる。
錬金術から科学、魔術から医学とか。
フィリピンだったっけ、あの心霊手術はトリックだと思うけどね。
サイモン・シンのこれまでの著作に比べれば、なーんかイマイチだったな。


人気blogランキングへ