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笑(ショー)ほど素敵な商売はない

昨日は朝の電車が信号故障で不通、バスで帰宅。
台風接近で今朝も運転取りやめかと思ったら違った。
でも乗客は毎度のことで
たんたんと対処する。
慣れは、結構、おそろしい。

『昭和芸人七人の最期』笹山敬輔著を読む。
エノケン、ロッパ、金語楼エンタツ石田一松、シミキン、トニー谷
文字通り最期までを描いた本。
おまけで「最期の喜劇人」伊東四朗へのインタビューが付いている。
当然物故しているので参考文献から再構成したものだが、
笑いへのリスペクトが感じられ、かつ程よくアカデミックにまとめてある。
笑いというとどうしても『日本の喜劇人』小林信彦著が、そびえたっている。
そちらは笑いの芸と系譜について考察されたものだが、
この本は一世を風靡してやがて落ちぶれた芸人の晩年を知り、
おもしろうてやがて哀しき。で、ある。


芸人は売れたいと思うだろう。
でも、運よく売れたときには売れなくなるときのことを
漫然とイメージしているのかもしれない。
最期まで場末であっても病をおしても現場に立つ。
家庭の事情もあるだろう。
老いた衰えた体で往年のギャグなどを再現する。
しかも若づくりで。
ウケないことは百も承知で。
七人七様。私小説みたいで。
それでも笑(ショー)ほど素敵な商売はない。
なんだかとても他人事とは思えないぞ。

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