ドアの向こうのカルト ---9歳から35歳まで過ごしたエホバの証人の記録
- 作者: 佐藤典雅
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2013/01/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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原稿のちょっとした修正。苦悶式。
魚の小骨が咽喉に刺さった状態。
『ドアの向こうのカルト』佐藤典雅著を読む。
エホバの証人への入会から脱会まで個人的体験を通して
エホバの証人の実態や宗教のメリット・デメリットなどが
きわめてニュートラルかつ率直に書かれてある。
エホバといえば、うちの近所にも
休日の午前中、女性の二人組や母娘が布教活動をしている。
輸血禁止や体育不参加などごく断片的なことは知っていたが、
この本を読むと、それとなく全貌が見えてくる。
カルトは忌み嫌われるが、でもそれは、
アジールであり、シェルターであり、
存在証明の場でもある。
引用。確かに類似点が多い。
宗教とマルチ・ネット・ワーク・ビジネスの共通点
1.絶対性(これが絶対の宗教・商品よ!)
2.純粋性(私たちの教義・商品以外は信用できない!)
3.選民性(私たちの教団・商品は選ばれている!)
4.布教性(弟子をつくろう!)
心とモノの違いと単純に割り切れない。
信仰で乖離した愛情や友情、血縁関係。