ワームホール(虫食い穴)で宇宙へ過去へ未来へ「瞬間移動」

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ワームホール国立科学博物館 宇宙の質問箱より

 

 『タイムマシンって実現できる? 理系脳をきたえる! はじめての相対性理論量子論
二間瀬 敏史 監修を読む。

 

『6600万年の革命』ピーター・ワッツ著 嶋田 洋一訳に出て来たワームホールが知りたくなった。けど、専門的な内容ではついていけない。
で、いつものように子ども向けの本を探した。それが、この本。レビューというよりは引用だらけの、レポート。

 

ワームホールは「見えない近道」。「離れた場所」へも瞬時に移動可能

ワームホールとは「虫食い穴」のこと。「(虫が)リンゴの表面をいくよりも果実にあけた穴を通り抜けたほうが」短時間で着くことができる。


ワームホールなら「25光年先まで」瞬時に移動できる

「光が1年間に進む距離」が「光年」。「1光年は約10兆㎞」。天文学者カール・セーガンは『コンタクト』で「主人公に地球からこと座の1等星ベガに瞬間移動」させた。その距離が「25光年」。


ワームホールは「原子よりも小さい」

ワームホールの大きさは原子核の1兆分の1の、そのまた1億分の1という超ミクロサイズ」


人間が移動できるよう「巨大化するためには「マイナスのエネルギー」が」必要

通常の「物質」は「プラスのエネルギーを持ち、相手を引きつけようとする。これが重力」。一方、「マイナスのエネルギー」は「反対の反発力」。「宇宙空間には「マイナスのエネルギー」が大量にあって宇宙を急激に膨張させていると考えられている」。
「発見したのはアインシュタイン」。超ミクロサイズのワームホールに「マイナスのエネルギー」を「注入すると巨大・安定化」するとされている。「マイナスのエネルギー」はまだきちんと解明されていない。


ワームホールをタイムマシンにする方法

物理学者キップ・ソーンらが考えた方法は「ワームホールの2つの出入り口で1つを固定して、もう1つを光の速さで動かす。動かしている口は時間がほとんど進まないので2つの口に「時間差」ができる」。この「時間差」を活用すればタイムワープできると。あなたが「ワームホールを通ると「瞬間移動ができる」。遠く離れた「同じ時刻の場所」へ行けることになる。

 

なぜ宇宙飛行士は長時間の飛行でも老けないのか?

「光速で進む宇宙船があれば、その中では時間はほぼ進まない。だから年をとらない」

 

「光速宇宙船で宇宙旅行すると未来の地球に」タイムワープできる

「光速の99%で飛ぶ宇宙船に乗ると、時間の流れる早さは約7分の1になる。その宇宙船で1年間宇宙旅行して地球に戻ると地球では7年間が経過している。6年先の未来の地球に行けることになる」

 

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