漢字る

文字渦

文字渦

 


『文字渦』円城塔著を読む。
文字、漢字の変遷を書いた短篇集。
文字フェチにはたまらない一冊。

漢字のはじまりって甲骨文字だっけ。
世界史で習った。占いなど呪術用だった。
でも、やがてオープンソースのように誰かがそれを改良したり、
新たな文字を追加したりしてバリエーションを増やしていったのだろう。


いま、本家中国は漢字を簡単にした簡体字を使っているし、韓国はとっくにハングルだし。
日本は漢字を崩しはしないが、平仮名、カタカナがあるし。

文字を書くものは亀の甲羅や動物の骨から「竹簡」そして紙へ。
手書きから複製(印刷)へ。ワードプロセッサーからパソコンへ。
筆記具も筆からキーボードへ。
墨痕鮮やかな文字から
井上有一や相田みつをのような書まで。

漢字は象形文字だが、表音と表意を兼用している。
漢和辞典を眺めると漢字の多さに辟易する。
なぜここまで多岐に及ぶのか。

漢字にはさまざまな書体もある。
書体、フォントでイメージも異なる。
企画書、名刺、印刷物。

漢字がキャラ立ちしてアニメのように動き出したら。
そんなシーンを抱かせる。
文字文字くん、ね。

欧米のアルファベットなどの文字で組んだタイポグラフィ
整然としていて美しい。
日本語はどうなのだろう。
「CJK統合漢字」、要するに漢字使用国でパソコン対応で
統一した。これによって消滅した文字も多々あるという。

文字化けのメールって
ディスコミュニケーションを表わしたものじゃないだろうか。

書きますた。

 

 

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