ふられる

持続可能な資本主義

持続可能な資本主義

 

朝イチで銀行作業。
ヤフーの雨雲レーダーを見て
雨はそんなじゃないと判断。
一応、傘は持っていった。
そしたら路地を出てすぐに結構激しく降って来た。
風も強くて。
銀行の帰りにスーパーマーケットで買い物。


『持続可能な資本主義』新井和宏著を読んだ。
作者は言う。
「資本主義は息切れしている」と。
それは金融がマネーゲームと化したからだと。
投資=お金が儲かる
というイメージが強すぎると。
確かに、株式投資というと
ハイリスク・ハイリターン。
短期決戦といった印象が強い。
デイトレードやFX、
最近では仮想通貨か。
みな一か八かで結果、儲けを求める。

それはもうやめようと、作者は資産運用会社を立ち上げた。
儲かりそうだから、じゃなくて
「いい会社」だからを投資の基準にしようと。
決算書の数字にあがらないところを見よう。
そして株主から「ファン」になろうと。
その会社の株価が下落しても
ファンならば売りはしない。
「いい会社」なら一時下がってもじき上がるはず。

流行語にもなったがwinwinという言葉がある。
便利な言葉なんで原稿にも何回か使ったことがある。
あとは見える化か。
winwinはどうも三河屋と越後屋が手を結んで
カルテル。って気がする。
作者は近江商人の「三方よし」を引き合いに出す。
「売り手よし、買い手よし、世間よし」。
最後の「世間よし」が大事だと。
言葉尻をとらえると
じゃあwinwinwinにすりゃいいよね。

作者はさらに「八方よし」が経営の基本だと言う。
「社員よし、取引先・債権者よし、株主よし、顧客よし、地域よし、
社会よし、国よし、経営者よし」。
作者の会社は「八方よし」の会社を見つけて
ファンづくりを支援していく。
たぶん、このあたりが本当の「働き方改革」に関わることだと
思うんだけど。

ひと回りして
仕事と趣味が重なっていて
元気なうちは現役である町工場の熟練職人が
いっちゃんナウなんじゃないかと思うこの頃。

いいNPOと「いい会社」がつながって
いい社会になると。
『グッドワークス!』フィリップ・コトラー    デビッド・ ヘッセキエル ナンシー・ リー 共著にもつながる。
別に似た本を読もうとはしていないが、
なぜかリンクしてしまうことがある。

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