ベイビー、逃げるんだ

遁走状態 (新潮クレスト・ブックス)

遁走状態 (新潮クレスト・ブックス)


桜が終わると通りは
ハナミズキツツジと藤の花が迎えてくれる。
季節が前倒しで進む。

『遁走状態』ブライアン・エヴンソン著を読む。
感想は
「正常も日々続くと異常になる」。
これは映画「戦場のメリークリスマス」のキャッチコピー、
「異常も、日々続くと、 正常になる。」 のパクリだけど。
セルフアイデンティティ、僕って誰、を問い詰めても
なんからっきょの皮むきみたいな感じで
抜け出られなくなってしまう。
訳者の柴田元幸のあとがきから引用。

「ブラウンやポーが、夢遊病や緊張病といった仕掛けを使って、
目が覚めたら自分がどこにいて何者であるかも定かでない
事態を描くのも、それ自体は恐怖小説の常套手段としても、
「私」の連続性が保証されないアメリカ的自由と不安を、
どこか反映しているように思えるのである」

 

 

その系譜にスティーブ・エリクソンとブライアン・エヴンソンが
あると。

「「私」の一貫性の欠如というテーマを等身大の個人レベルに
おいてさまざまに変奏してみせているのが、ここ数年の
ブライアン・エヴンソンではないか」

 

 

一つの短編を読み終えるたびに、
脳内グルグル状態。

こんなん書きました。

 

投資型クラウドファンディングとは? | クラウドファンディング・ソーシャルレンディングで安定資産運用

 

海外へ投資!クラウドクレジットとは?特徴や仕組みを解説

 



人気blogランキング