空いているが


電車は空いているが、
高校サッカーで最寄り駅は混みそう。
正月の買い出しをしてから、
記事にかかる。
やっとスピードが出てきた。
交差点の角に
しめ縄を売る出店が。
帰りたくても帰りたい家はもうない。

『夜の夢見の川』シオドア・スタージョン、G.K.チェスタトン
中村融編を読む。
『街角の書店』の続編。
今回も「奇妙な味」を満喫。
心に刺さった作品の短い感想を。

『終わりの始まり』フィリス・アイゼンシュタイン著。
亡き母から電話があったと。
諍う兄と妹。老いてはいたが母だった。なぜ。
うーーんとうなる読後感。

『イズリントンの犬』ヒラリー・ベイリー著。
しゃべる犬の話。
英語を教える女性がロシア人なので
犬はロシアなまりの英語を話すそうだ。
そこに目をつけた男。
ドタバタがはじまる。
犬が雄弁にトドメをさす。
編者はサキを先例にあげたが、
どことなくチェーホフぽい。

『夜の夢見の川』カール・エドワード・ワグナー著。
精神病院に入院していた女性。
乗っていた護送車の事故で川に放り出される。
彼女は脱出を試みようとひたすら泳ぐ。
このシーン、迫力あり。
下着姿でやっとたどり着いた屋敷。
タイムワープしたかのような。
屋敷の夫人がドSぽい。
すべてが彼女の幻想なのか。
どこまでが真実なのか
読んでいて頭がぐるぐるしてくる。

人気ブログランキング