なんでもない一日

なんでもない一日 (シャーリイ・ジャクスン短編集) (創元推理文庫)

なんでもない一日 (シャーリイ・ジャクスン短編集) (創元推理文庫)

ゼネコンのリニアモーターカーの談合ガサ入れ。すばやい。
首相のお友だちの某学園とは大違い。
なんだかなあ。

ないとうれしいが結局は困る。
あるとうれしくはないがほっとするもの、なーんだ。


答は仕事。


年越しの仕事がチャット経由で来た。
まずは資料の読み込みから。

『なんでもない一日』シャーリイ・ジャクスン著を読む。
没後、「発見された未発表原稿」をまとめたもの。
「23の短編と5つのエッセイ」。
行き帰りの電車の中で
くすっとしたり、ゾットしたり。
日常生活で起きる些細な出来事も
作者にかかれば、おもろい小説になる。マジック!!

『悪の可能性』はこっそりしていた陰湿な悪事と同じ目にあう。
まさかあの人がパターン。
『ネズミ』は作者らしい仕立て。
ラストに感服。
メルヴィル夫人の買い物』は、ミス・クレーマーの行状を
赤裸々に描いている。デパートの婦人服売り場や食堂で
店員から失礼な扱いを受け、
「九階の苦情係」へ行こうとするが、たどり着けない。
そのさまが笑える。
『うちのおばあちゃんと猫たち』。
猫が大好きだが大嫌いという
ヤマアラシのジレンマ的おばあちゃんの話。
代々の飼い猫は、ほんとうは怖ろしいおばあちゃんの本性を
見抜いてか足首を噛む。これも笑える。
なんでもないことが、とんでもない話になる。ミラクル!!

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