奇妙礼賛-1

AI、フィンテック社会心理学関連本は仕事用に。
怪談、ホラー、ミステリー、SF本は私事用に。
なかなか良いバランス。

自転車で公園を抜ける。
ジョギングスタイルが決まっている女性。
よく見ると意外と妙齢だったりして。
はるか昔、スキー場で
ワンレン&ゴージャスなスキーウエアで決めていた女性が
サングラスを外したときの印象を思い出す。


『街角の書店』フレドリック・ブラウン、シャーリイ・ジャクソン他著
中村融編を読む。
裏表紙から引用。

江戸川乱歩の造語でもある<奇妙な味>は、ミステリにも
SFにも怪奇小説にも分類不能の、異様な読後感を残す小説を指す」

 

 

「<奇妙な味>」、これか。この味を知ってしまったから、
この手の本を読む漁っているのかと。
以前は「センス・オブ・ワンダー」とか使っていたが、
「<奇妙な味>」が、しっくりくる。

 

もう少しで読了になるが、途中までの短い感想をば。
『肥満翼賛クラブ』ジョン・アンソニー・ウェスト
アンチダイエット、アンチライザップ派なら泣いて喜ぶ。

ディケンズを愛した男』イーブリン・ウォー
ウォーは、イギリス・ノスタルジック物語路線とブラックコメディ路線があるが、
これはもちろん後者。アマゾン源流の地に漂白した不幸な英国人の話。
帰るに帰れない。帰さない。


『おもちゃ』ハーヴィー・ジェイコブズ
短い話なのだが、アイデアにやられた。

『姉の夫』ロナルド・ダンカン
戦時中、休暇を取るためコンパートメントで
同席になった二人の将校。
若い方が姉と暮らしており、意気投合した二人は
若者の家に立ち寄ることになる。
途中、どことなく『突然炎のごとく』状態となる。
古典的なオチがうすうす気づいたとしても拍手喝采。

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