世界の中心で愛を叫んだけもの (ハヤカワ文庫 SF エ 4-1)
- 作者: ハーラン・エリスン,浅倉久志,伊藤典夫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1979/01/01
- メディア: 文庫
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猫、下血。歌舞音曲、禁止か。
まさか。液状のおやつを2度続けてあげたら、
足りないらしく不満たらたら。
夕方、あげるから、それまでお預け。
『世界の中心で愛を叫んだけもの』ハーラン・エリスン著を読む。
新世紀エヴァンゲリオン最終話・第26話「世界の中心でアイを叫んだけもの」の
モト副題ネタで有名になった作品。
題名は知っているが呼んだことはなかった。
そんな本って結構ある。
全篇に流れているのは暴力。
異星人とも第一種接近遭遇とか悠長なことを言っている場合ではなくて
派手にドンパチやっている。
『世界の中心で愛を叫んだけもの』は、
時空を超えた「同時性」という、はったり具合が
利いていて壮大なスケールに目を開かされる。
グロい暴力シーンは、
『イン・ザ・ミソスープ』あたりの村上龍や
平山夢明の一連の作品を思わせる。
『少年と犬』は、一種のディストピアもので
映画『マッドマックス』が好きな人なら、ハマるだろう。
訳が朝倉久志と伊藤典夫というSF翻訳のツープラトン。
「ハジキ」とか、どことなく初期劇画かパルプフィクションを思わせる訳文。