もくもくと

一汁一菜でよいという提案

一汁一菜でよいという提案

 

長いトンネルを抜けて、図書館から貸し出し延長不可の本を
もくもくと読む連休。
で、また長いトンネルに入って原稿を書く。

『一汁一菜でよいという提案』土井善晴著を読む。
珍しくベストセラー本を取り上げる。
たぶんテレビなどで著者の考え方を見聞きした人も多いだろう。
レシピ本じゃない。家庭料理の思想本。
「一汁一菜」というと、質素倹約、二宮金次郎的イメージを持つけど。
著者の唱える一汁一菜は、新しい家庭料理の基本。
ご飯と味噌汁がワンセットであとは、ランダムに副菜をつければいいと。

 

「家庭料理はおいしくなくてもいい」

 

おいいしいと飽きるから。
おいしいのは外食で。
家庭料理もまかない料理と考えればいい。
冷蔵庫を開けて賞味期限間近のウィンナソーセージがあったら、
味噌汁に入れてしまう。
おいいさよりも栄養と時短。
いかに食材を無駄なく使い切るか。
これは共働き風でも独身者でもありがたい教示だ。

お年寄りがトーストに味噌汁を組み合わせている。
それもありだと。
味噌汁にトーストをちゃぷんとしている人も。
ああ、八戸あたりのソウルフードせんべい汁につながるな。

個人的にぬか漬けより手軽な三五八漬けを楽しんでいるが、
剥いた大根やニンジンの皮も漬け込んでいる。
野菜クズも漬物や味噌汁にすれば、
生ごみが減る。

 

「家庭料理は民藝なのです。(とずっと言ってきました)
毎日の食事(たべごと)が美しい 暮らしと人を作ると信じます。
 だからしっかりお料理するといいことがたくさんあります。
食べることより、お料理することが大切です」
土井善晴 on Twitter:

 


このヒントやアイデア
いろいろ紹介されている。

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