- 作者: ディケンズ,小池滋,石塚裕子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1986/04/16
- メディア: 文庫
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ヴァレンタインデーは、ゴディバを3粒。
なめながら、資料を読んだり、
原稿を切り刻んだり。
『ディケンズ短篇集』小池滋・石塚裕子訳を読む。
ディケンズの企み、狙い、人の暗黒部分などが
うねりをあげて怪奇小説のスクルージならぬスクイージ。
で、勝手にベスト3。
『奇妙な依頼人の話』
恨み晴らさでおくべきか。という復讐劇。
報復だけで人生の後半を生きる男。
最後に救いが。いる、いらない。
『子守り女の話』
スティーブン・キングも裸足で逃出すような、ほら&ホラー。
「殺人鬼大尉」は怖くて笑っちゃう。
「お前もミートパイにしてやろうか」。
それから韻を踏むラップのような歌を歌う悪魔。
さすがマザーグースの国。
『信号手』
3人の訳者のを読んだが、絶品。
確か、小池は英国鉄道オタク、テッチャンだしなあ。
「おうい!そこの下の人!」
このフレーズは夢に出てきそう。