名詩集復刻

暑さのせい(by大滝詠一)でダラダラ。
あ、ふしだらではござんせん。
街を歩けば、冬の人もいるし、夏の人もいる。
うちは、アイスコーヒ用の粉を
ホットで飲んでいるが、
今日はアイスコーヒーで飲んだ。
猫は日なたで溶けたショコラになっている。

サンチョ・パンサの帰郷』石原吉郎著を読む。
第一詩集の完全復刻盤。
本ゆえデジタルリマスターはできないが。
これは、うれしい。
現代詩文庫は、掲載詩篇と価格を割れば、
ダントツにお買い得なんだけど、
ま、良く言えば業務用PBって感じ。
詩集は、装幀とページの余白が重要で、
ほんとに、うれしい。
すんなりとは頭に入らない。
でも観念的ではない。
スルメのようにゆっくりしゃぶれば、
じわじわくる。

以前のエントリーでも書いたが、
「シベリア帰りのおっさん」の実体験から
生まれた詩作の数々は、
今こそ噛みしめて読まれなければならないと再び思う。

同梱されている付録資料もうれしい。
さしづめボーナストラックってとこかな。
『葬式列車』が投稿された時の
谷川俊太郎以下選者の衝撃具合などを知ることができる。

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