しづ心なく

ダイナー (ポプラ文庫)

ダイナー (ポプラ文庫)


どうやら明日は雨模様になりそうなので、
隣の区の図書館へ自転車で。
帰りは駒沢公園を抜けて
自転車で花見。
ふわりとした淡いピンクの塊。
一部がひらりと散りかけて、いとおかし。
夕方からの仕事がなければ、
缶ビールでも飲んで
ひと眠りするのだが。
場所取りをしている人がいた。

『DINER ダイナー』平山夢明著を読む。
『世界入りにくい居酒屋』というTVの番組があったけど、
それにならうと、『世界入りにくいダイナー』。
何せ「殺し屋専門のダイナー」なのだから。
あるのか。
<食前酒>から<食後酒>まで
フルコース料理のメニューに従って
話は展開する。
そこに縁あって雇われた女性と
腕ききのシェフで殺し屋、
クセのある予約客とのやりとり。

マフィアのボスは表稼業ではイタリアンレストランを
開いていたそうだが、
殺しと料理は、だんどりと手際の良さとか
共通点が案外多い。

こってりとした世界。
暴力シーンも相当なものなのだが、
なぜか笑いたくなる。
ジョジョの奇妙な冒険』のキャラとも似ているような。
あとはね、タランティーノの映画が好きな人なら、ぜひ。

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