当たり前だが

アメリカ大陸のナチ文学 (ボラーニョ・コレクション)

アメリカ大陸のナチ文学 (ボラーニョ・コレクション)

インタビュー原稿が、ようやくまとまりつつある。
最後の大見出し、キャッチフレーズでナンギ中。

最近、お気に入りの日清ラ王豚骨醤油袋麺を食べながら
Eテレ「ニッポン戦後サブカルチャー史2」の最終回を録画で。
講師役の宮沢章夫の「書を抱えて街を出よう」は、名言だ。
雑誌の特集のタイトルにもなる。

『アメリカ大陸のナチ文学』を読む。ひょっとしてポラーニョ、初体験。
南米の右寄りの作家・詩人たちの「架空の作家列伝」。
架空と思えないほど、微に入り細に入り良く書けている。
まったく知らない、読んだことのない本。
当たり前だが。
読んでみたくなる。
まったく知らない、作家たちの人生。
当たり前だが。
知りたくなる。
ボルヘスらレムにもこの手の著作があって
舌を巻いたが、この本にも舌をグルグル巻きにされた。
虚構もここまで来ると真実に思えてくる。

「架空の作家列伝」に、
日本の作家がエントリーするなら、誰だろう。
筒井康隆奥泉光、この本の解説を書いている円城塔とか。
私小説も好きだけど、荒唐無稽な一種の法螺話も同じくらい好きなんで。

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