並ぶ、警察官

林檎の木の下で (新潮クレスト・ブックス)

林檎の木の下で (新潮クレスト・ブックス)

昨日の午前中、買い物へ行く。
途中の道に警察官が立っている。
交通事故でも起きたかなと思ったが、違う。
警察官が数メートルおきにいて、
私服警官らしい人も
黒服にネクタイ着用という暑苦しいいでたちで
鋭い目つきをしながらいる。
スーパーマーケットの薬局のおばちゃんに妻が聞いたら
皇族関係がお見えになるとか。
妻は「天皇皇后陛下」と言い、
ぼくは「皇太子ご一家がドッグランに愛犬を連れて来て
愛犬デビュー」と言った。
果たして。夜のニュースで皇太子ご一家が
インターハイ女子サッカーを見に来たことを知る。
「半分当たり!」と言われる。
何も出ないが。コークハイとかでもいいが。
そう言えば一昨日、妻が親戚の女の子が
ハンドボールインターハイに出るので
応援に行ったんだ。

『林檎の木の下で』アリス・マンロー著を読んだ。
自分のルーツを辿る連作集。
スコットランドエディンバラからカナダへ移民してきた家系。
当代きっての小説の匠は、
決してありきたりなノンフィクションにはしない。
手変え品変え、読み応えのある作品に仕立てる。
カナダは、多文化社会などと言われる。
彼女の作品には、国籍、関係などクラスターを執拗なまでに描写している。
とぼくには思える。
セルフ・アイデンティティってことか。
単一民族主義幻想にとらわれているような日本人には、
わからないかも。

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