- 作者: ウラジーミルソローキン,望月哲男
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 1998/04
- メディア: 単行本
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『ロマン』ウラジーミル・ソローキン著を読む。
全2巻で噂の驚愕のラストへ辿りつくまでは、
長い長い地味な伝統的な小説。
ええと、ツルゲーネフとかそんな感じ。
ラストだけ読むという奥の手もあるが、
借財の8億円で熊手を買うのは、政治資金法で禁じられているので
―何のこっちゃ―
我慢して匍匐前進で読み進む。
そして結婚式の夜、主人公、新郎はもらい物の斧で
次々と殺戮にかかる。
なぜか新婦は鈴を鳴らして先導する。
スティーブン・キングも横溝正史も真っ青のスプラッター。
最初に、オスカー・ココシュカの絵を思い出した。
次に、RPG(ロール・プレイング・ゲーム)の殺人ゲームも。
最寄駅に大学の弓道部の一団が。
長々とした和弓。
大会があるのか。
満開の桜を背景に射られる矢。