データサイエンティスト データ分析で会社を動かす知的仕事人 (ソフトバンク新書)
- 作者: 橋本大也
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2013/08/19
- メディア: 新書
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『データサイエンティスト』橋本大也著を読む。
ビッグデータの時代だと言う。
んで、データサイエンティストという言葉、
職業も脚光を浴びるようになってきた。
これまでもログ解析とかしてきたが。
データサイエンティストというのは、作者によると
プログラマーとマーケターを兼ねた人のことらしい。
ネットが盛んになる前、マーケターは、理論武装にオープンデータを
使っていた。グループインタビューやデプスインタビューも活用した。
前者が量のデータなら、後者は質のデータの入手が主な目的だろうか。
それがネットの普及により、たとえばテキストマイニングで
「文書から特徴的なキーワードを機械的に抽出することができる」
そうだ。
それが、商品の新しいアプローチなどのヒントになるそうだ。
アナログ的手法で時間と経費と手間をかけていた調査が、
「クチコミ分析」などでそれに匹敵するほどのデータが得られる。
ま、問題はそこからで、いかに気づき、いかに発見するかなんだけど、
データサイエンティストの腕や目にかかっている。
「総括すると、データサイエンティストにはコンサルタント的な
マインドが必要である。これは、課題解決意識と言い換えてもいい。
また、手持ちの道具と目の前のデータだけで勝負するハッカーのマインドもあった方がよい」
各章の最後のインタビューでデータサイエンティストの具体的な像が
浮かび上がってくる。
なあんだ、答は副題に出ていた。
「データ分析で会社を動かす知的仕事人」
データサイエンティストって言葉は、
実態にそぐわない言葉かもしれない。