依頼あり

昨日の午後、めったにならないケータイ電話が鳴る。
知らない番号。留守電を聞いたら、以前よく仕事をした人からだった。
某会社のセミナーの演者のキャスティング案とテーマの依頼。
キャスティングやテーマをでっちあげるのが好きなんだ。
原稿をまとめるより好きかも。
会社員時代は、シリーズ広告の人選をまとめるための
資料探しに日長一日、大宅文庫へ行った。
今はネットでもらえるらしいが、
昔はほしい記事を適当に選んでコピーしてもらった。


『なめらかな社会とその敵』鈴木健著を読んだ。
反芻中。複雑系でスピリチュアル系。
ニューエイジっぽいし、
ぶっちゃけ自己開発セミナーっぽいところもあるし。
ネガコメ、非ネガコメが同じくらいあって、
うまくまとまらない。
「なめらか」がクセものワードだ。
渾然一体となったシンフォニックなものなのか。
あくまでも、ポリフォニックなものなのか。
ふと、この本を取り巻く空気が
チベットモーツァルト』で中沢新一が出てきた頃と似ている気がする。
ニューアカ(「ニュー・アカデミズム」)ブームの再来か。
若手学者先生をネオニューアカとでも括って売り出せば、
案外、もっと売れるかも。
編集者のみなさん、どうでせう。


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