静かに「政治」の話を続けよう

静かに「政治」の話を続けよう

静かに「政治」の話を続けよう

『静かに「政治」の話を続けよう』岡田憲治著を読む。
きっけは、誰かのTwitterで作者のリツィートを読んだから。
「静かに」とは、感情的じゃない、思いつきレベルじゃない、
ある程度自分なりに考えが整理された状態を指すのだろう。

 

「「政治の言葉」のすり合わせ」をしようと作者は言う。
同論はもちろん異論・反論まで「政治の言葉を共有」すれば、
「人の話がもっとよくわかる」「思いがけない人と友だちになれる」と。
以下印象を、評価じゃなくて。

 

<span class="deco" style="font-weight:bold;">○「評価と印象」の違い</span>
印象は感想で、評価はそこから磨きをかけて構築されなければならない。
どうもそのへんが英語よりも苦手みたいだ。

 

<span class="deco" style="font-weight:bold;">○「「バッシングと丸投げ」を同時に行う私たち」</span>
ここも首肯できた。政治家や首長の評価も簡単に手のひらを返してしまうのは、
そのためか。

 

<span class="deco" style="font-weight:bold;">○「サヨクが誤解されている」</span>
「社会科学的人間」が、かつての左翼だったが、サヨクとカタかな表記されると、
「サヨクの持つ(とされている)過度なまでの政治主義、そして人間を置いてきぼりに
した組織至上主義」者をさすそうだ。

<span class="deco" style="font-weight:bold;">○「多様性を確保できない日本の報道」</span>

マスコミへの厳しい批判だが、首肯してしまう。マスゴミか。


たぶん読者のメインターゲットを若者に設定しているからなのだろうが、
妙に若作りの文体がそこここにある。
そこまでしなくても真意は十分に伝わると思う。

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