- 作者: マーカス・デュ・ソートイ,冨永星
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/02/26
- メディア: 単行本
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宅急便のセールスドライバーがロボットになったらと、
ふと思った。
それこそクロネコ型ロボット。
クール宅急便は、ボディが冷凍庫になっていて、
そこから荷物を出す。
狭い路地には、いまは自転車やリヤカーで運搬しているが、
『ヤッターマン』の今週の今週のビックリドッキリメカみたいに
小型の4足歩行(ネコだから当たり前か)クロネコロボが、一斉に発進。
荷物を背負って、くわえたりして行く。
リアルボスネコに邪魔されたりして。
「おがくずで湯がいて膠で塩漬けし、
バッタとサナダムシで煮詰めるのさ。
でもこの原則だけは忘れるな―。
シンメトリーな形は崩さぬように
ルイス・キャロル『スナーク狩り』より」
『シンメトリーの地図帳』マーカス・デュ・ソートイ著を読む。
「シンメトリーと群論」の話。
難しいところは読み飛ばしても、十分読みごたえがある。
哲学者と数学者、どちらが変人か。
その比較は間違い。
かつては、同じだったのだから。
各章ごとの作者の引用が洒脱。
ぼくが引いたのは第11章。