眩暈のする読書

スナーク狩り

スナーク狩り

『素数の音楽』マーカス・デュ・ソートイ著で紹介していた、
『スナーク狩り』ルイス・キャロル著を読む。
無意味(ノンセンス)はわかっているのに、
意味を求めてしまうので、とまどい、眩暈がする。
高橋康也の名訳と河合祥一郎の名解説で
読み進む。
なんじゃこりゃー。でも、おもろいやんけ。
無意味(ノンセンス)なんだから、誤読大いに結構だろう。
ヘンリー・ホリデイの挿画が素晴らしい。
この挿画を原画にして『紙兎ロペ』のような手法で
動画化したらどうだろう。

ルイス・キャロル「42」という数字に惹かれていたらしい。
なーんでかな。
num42 - niftyより
一部引用。


ルイス・キャロルは『不思議の国のアリス』に42点のイラストを添えた。『スナーク狩り』の中に42のルールを入れたり、42の箱を記述したり、『鏡の国のアリス』ではホワイト女王の年齢を74,088(=42×42×42)日と仄めかした。

■伝統的なカバラにおいて、42は神が宇宙を創造する数である。

■42のヘブライ文字で綴られた名は4(テトラグラマトン)の結合である。
これはバビロニアのタルムードにある42文字の名前と関係がある。

■42と言う数はキリスト教の様々な文脈に出現する。「マタイの福音書」には42世代に渡るイエスの家系がある。42ヶ月の間獣が地上の支配権を与えられた(ヨハネ黙示録13:5)。エリシャを嘲った子供たちのうち42人を森から現れた熊が引き裂いた(列王記下2:23-24)。帰還した捕囚の民の中でアズマベトの42人が自分の街に帰った。(エズラ書2:24)

 


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