ごらん!!パレードが行くよ

「デモ」とは何か―変貌する直接民主主義 (ＮＨＫブックス　No.1190)

『「デモ」とは何か』五野井郁夫著を読んだ。
デモは、「暴力から祝祭へ」。
歌と同じでデモも、世につれて変わるものらしい。
そのお手本が「オキュパイ・ウォールストリ−ト」。
ウォール街を占拠せよ
「アラブの春」も、その一例だと作者は述べている。
さくっとまとめてあるが、得たものは多かった。
「クラウド化する社会運動」と目にすると、
なんだと思うが、
twitterで金曜日、国会議事堂に集まろうぜ!ってこと。
なんだ。
お題目は、原発止めろだけど、
音楽つきで楽しげに街をねり歩く。

そい言えば、ベルリンのラブパレードに石野卓球がDJで
参加した映像を見た記憶がある。

要するに、デモはオールドファッション。
パレードがナウよって。
イデオロギー色を薄める。
というのか、脱イデオロギー。
ゆるい、いい加減。
強い紐帯より弱い紐帯だ。ってことかも。
日本版「オリーブの木構想」とか言われた
日本未来の党などの連携も、
やっぱり、絵に描いた餅で、
オリーブの木は、
この寒波で立ち枯れとなった。
支持する政党がない。政治不信、肩こり、冷え症には、
もう一度「ベ平連」的なものが、受け皿として必要なのだろう。

「ごらん」をカタカナ表記にすると、
「ゴラン!!パレードが行くよ」
となって、ゴラン高原へPKO派遣された自衛隊となる。

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