喪の日記

ロラン・バルト 喪の日記

ロラン・バルト 喪の日記

『喪の日記』ロラン・バルト著から引用。

「喪とは、もうこわくない、という残酷な領域だ」

「愛していたひとがいなくなっても生きられるということは、
思っていたほどはそのひとのことを愛していなかった、
ということなのだろうか」

「喪(悲しみ)を消し去ろうとするのではなく
(時間によって消滅するというのは愚かな考えだから)、
変えること、変換すること。
停滞した状態(鬱滞、閉塞、おなじものの反復)から、
流れる状態に移行させること」

『母子寮前』小谷野敦著の読後感にも似ている。

明日、母の一周忌で帰省する。
1年前は、まだ生きていた。


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