お茶を濁す

私小説―from left to right (ちくま文庫)

私小説―from left to right (ちくま文庫)



終わったはずの仕事が、戻ってきたり、
終わった仕事にクレームがついたり。
ぼくが、いけないんだけど…
進む仕事が、進まなかったり。
そうこうしているうちに、涼しくなってしまった。


『女子・結婚・男選び―あるいは<選ばれ男子>』高田理惠子著で
取り上げていた『私小説』水村美苗著を、スローリーディング。
元祖帰国子女ゆえ、日米のカルチャーギャップ、
日本語、英語の違いなどにはじまり、
いまの女性問題の抱えるさまざまなテーマがはや萌芽している。
何せ、出てくる英文や英会話に閉口。
思わず、ルー語かよ!と、ツッコミのひとつも入れたくなるんだけど、
崩壊した東京・山の手文化が感じられたりして、なかなかによろしくて。
この本に出てくるニューヨークの街の描写も、シブくてよい。
薫クンシリーズ3部作にもつながるものがある。
中途なんで、こんな感想でお茶を濁す。
以前は帰国子女って外資系広告代理店に多数いたけど、
AEの能力よかネーティブなみのベシャリ(スピーチ)で採用されていたという
ウワサがあったけど、いまはどうなんだろう。
J-WAVEを聴いてると、日本語より英語が堪能なパーソナリティが多数派らしくて、
思わず、日本語の台本は、総ルビにしてやれ!とか思ってしまう。
大きなお世話かもしれないが。


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