見える見えない

ウィキリークスからフェイスブック革命まで 逆パノプティコン社会の到来 (ディスカヴァー携書)

ウィキリークスからフェイスブック革命まで 逆パノプティコン社会の到来 (ディスカヴァー携書)

陰鬱になるニュースばかりなので、
「和物FREE SOUL」のシリーズばかり聞いている。
16ビートやディスコサウンドで、しばし、現実逃避。


タイトルに釣られて『逆パノプティコン社会の到来』ジョン・キム著を読む。
ジャスミン革命からアラブの春を実現したのが、
スマートフォンを手にして、
FaceBookなどSNSによる大衆のパワーの勝利だと。
ただエジプトあたりじゃ、その揺り戻しが起きているそうだし。


この本は、ウィキリークスの成り立ちと功罪についてページの大半が割かれ、
あとはFaceBookのことをさらっと紹介している。
手短に知りたい人には、良いガイドブックだろう。
でも、肝心の「逆パノプティコン社会」って。このことなの?
パノプティコン社会=政府、国家権力による一望監視。
パノプティコン社会=大衆による政府、国家権力のスケルトンの可視化。
機密情報の暴露・告発。
言いたいことはわかるが、実際、どうなのだろう。
ネットのチカラなんちゃっても、
中国みたいにヤバくなると、規制したり、ブロックしたり。
縦横無尽に筋斗雲で疾走していたが、
結局はお釈迦様の掌の上だった孫悟空みたいに。


人気blogランキングへ