更紗の絵

更紗の絵 (講談社文芸文庫)

更紗の絵 (講談社文芸文庫)

インタビュー原稿の締め切りを少し延ばしてもらいたく
お願いメールを送る。
いつもはエイヤっと書き出せるんだけど、グズグズしている。
かすかながらも全体の構成が見えてきたので、
一気にいけるだろう(希望)。


『更紗の絵』小沼丹著を読んだ。働けと陰の声。
作者と思われる主人公の話。
大学の英語の教授で作家との二足のわらじというと、
小島信夫がいるが、身辺雑記、私小説的世界でありながら、
作風は対照的。
小島がビフテキなら小沼はお茶漬けか懐石。
小さい娘を呑み屋に連れて行くエピソードや
高校で対立する教師の煩わしさ、
肺病になっても悠然と病とつきあう。
ほっとする、くすっとする。しみじみする。
「国鉄スワローズの本拠地」として建てられた
幻の「武蔵野グリーンパーク球場」が出てくる。
解説によると今は「円形の道路に名残」があるそうだ。
スワローズファンとしては、いつか見にいきたい。
あ、JR高速バスのキャラクターはツバメだし。


こんなの、めっけた。
楽コレ!アナクロですが<その7> 幻の球場をゆく


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